子どもが小さいと、ペットを飼うことにも慎重になりますよね。
もちろん大変なこともありますが、
飼っているからこそ得られるものもあります。
我が家は3人の子どもと2匹の猫がいます。
真ん中の息子が1歳半の時に猫を飼い始めました。
飼ってみて感じたメリットとデメリットをお話ししたいと思います。
ペットと言ってもいろんな動物がいます。犬や猫だけでなく、ハムスターやインコ、ハリネズミなど
どのペットを選ぶのかによっても変わってくると思います。
我が家の場合は猫でしたので、猫の場合はという前提で見ていただけたらと思います。
子どもと猫が暮らすデメリット
デメリットは以下の7つが挙げられます。
- お金がかかる
- 自分の時間が減る
- 猫の吐き戻しやトイレや餌に注意が必要
- 長期で旅行に行けない。
- 怪我の危険がある
- 猫にとってストレスの原因を作ってしまう可能性がある
- 食事に気を使う必要がある
お金がかかる
もちろん子育てにもお金はかかりますが、
もちろん猫を飼う場合にも同じです。
生涯かかる費用は250万円ほどと言われています。(猫によって費用は変わります。)
えさ代やキャットタワーなどだけでなく、もちろん病院代がかかります。
ペット保険への加入をした場合にはその料金もかかります。
保護猫であれば、ペットショップより半分以上初期費用はかからない場合が多いですが、
それでも、初期費用はかかります。
猫に限った話ではありませんが、ここは避けて通れない話ですよね。
自分の時間が減る
自分が親になると、自分の時間はほぼ取れなくなりますよね。
特に新生児期には、睡眠もままならないため、自分の時間って何というほど
目まぐるしい毎日を過ごしますし、
ずり這いやハイハイ、後追いが始まれば、どこに行くか分かりせんし、
トイレすらも落ち着いていられなかったりします。
そんな状況の時に、癒しを求めて猫を飼うことを想像してみてください。
子どもが昼寝をやっとしてくれたと思ったら、
今度は猫が「にゃー」と構って攻撃を始めます。
そうなると自分の時間はなかなか難しかったりしますよね。
猫の構って攻撃が自分の時間だと思える人はいいと思います。
ただそうでなければ、正直きついと思います。
猫の吐き戻しやトイレや餌に注意が必要
猫は本当に吐き戻しが多い動物です。
具合が悪いわけではなくても、食べ過ぎやグルーミングで飲み込んでしまった毛を吐いたりします。
我が家の猫は、1匹は本当によく吐き戻しがあります。毎日と言っても過言ではありません。
もう1匹はほとんど吐き戻しをすることはありませんが、稀にあります。
吐き戻しはどこでするか分かリません。我が家には備え付けのキャットウォークがありますが、
その上から降ってきたこともあります。
もしそれを処理しておらず、子どもが触ってしまう状況があり得ますよね。
これは吐き戻しだけではなく、トイレや猫のえさも同様です。
我が家の3人目は小さい頃はよくえさを掴みに行って食べようとしていました。
そのため、えさのスペースは牛乳パックで柵を作り、今も区切っていますし、
トイレはベランダにまとめて、脱走することのないように柵で覆っています。
猫のスペースをしっかりと区切ってあげることで
両者が安心して過ごすことが出来ます。
吐き戻しだけは区切ることは出来ませんので、
早く気づくしかありません。
長期で旅行に行けない
これは子どもがいてもいなくても、デメリットとなる項目です。
猫はストレスを感じやすい動物です。
ペットホテルに預けることは出来ますが、
ストレスでご飯を全く食べない、ゲージから出てこないなどが多いようです。
我が家は便利グッズを使いながら、
旅行には出かけていますが、長期では行くことはありません。
旅行が趣味で、長期で旅行に行きたい方には向いていないかもしれません。
怪我の危険がある
動物を飼うということは、この危険は避けては通れません。
特に子どもが興味だけで手を伸ばして触れたくなります。
猫が嫌がることを無意識にしてしまうことがあります。
そうすると、猫は怒って引っ掻きます。
そうして怪我をする、失明などの可能性ももちろんあります。
これも猫に限ったことではありませんが、大人の責任です。
猫と子どもの様子を目で追うことが大切です。
そして話が分かる年齢であれば、猫が嫌がることは何かを先に伝えておく必要があります。
猫にとってストレスの原因を作ってしまう可能性がある
先ほどもお話ししましたが、猫はストレスに弱い動物です。
子どもは興味のあるものに対して追いかけますよね。
例えば、ハトを見つけると追いかける子多いですよね。
家に猫がいる、それだけで子どもたちは近づいていきます。
しかし、猫は構って欲しくないことも多い自由気ままな性格のため、
近づかれると逃げます。そして逃げられると子どもは追いたくなります。
それを繰り返すと猫にとってストレスとなります。
我が家も猫を飼い始めた時は、このような場面がたくさんありました。
猫は子どもがいる時間はあまりリビングには近寄りませんでした。
子どもがいない時や昼寝や夜寝た後、食事中に
リビングへ来て構ってと「にゃー」と鳴くことが多かったです。
そんな時には大人が一緒に猫を撫でてあげるなどして、
追いかける必要がないことを伝え続けました。
また、えさをあげる時には子どもにお願いするなどして
猫と子どもの関係性を築けるようにしていきました。
今では、猫から子どもに近づいていき、「にゃーにゃー」と鳴いて
撫でてもらっていますよ。
食事に気を使う必要がある
これはどういうことかと言うと、
人間の食事には猫にとって危険な食材が多いと言うことです。
例えば、焼き魚は塩分が多いと危険であったり、
アボカドや玉ねぎ、イカなども危険です。
子どもは小さいほど食事をこぼしてしまったり、
残してしまいますよね。
それを放置してしまうと、誤って猫が食べてしまう危険があります。
床に落としてしまったらすぐに拾う、
食事が終わったらすぐに片付けるなどの対策が大切です。
子どもと猫が暮らすメリット
次にメリットですが、以下の5つが挙げられます。
- 動物との関わり方が分かるようになる
- 命の大切さを知る
- 子どものストレス軽減に繋がる
- 相手の嫌がることが何かを考えられるようになる
- 掃除を自発的にしてくれる
動物との関わり方を学ぶ
日常の中に猫や犬などの動物がいると、
それだけで少しずつ関わり方を学んでいきます。
動物園で見るだけでは分からない、どうしたら猫は嬉しいのかを
考えられるようになります。
猫が来てから5年ほど経ちましたが、
もう追いかけることはほとんどありませんし
そっと近づいて撫でてあげたり、おもちゃで一緒に遊んであげたり、
餌や水をチェックしてくれたりしています。
命の大切さを知る
動物を飼うと言うことは
生死を知る機会です。
猫の寿命は15年ほどですが、小さい時に死を目の当たりにする可能性はありますし
そうでなくても病気でしんどそうな猫の姿を見るかもしれません。
その中で生きること、死ぬことを知っていくことに繋がると思います。
子どものストレス軽減に繋がる
猫を飼うと幸福度が増すと言われています。
猫を撫でているとしんどいことがあっても
自然に笑顔になれたり、
体調悪い時にはいつの間にかそばで猫が丸くなっていたりします。
それは子どもにとっても一緒で、
子どもは大きくなると親に甘える機会が少なくなります。
自分の存在意義を考える時期もあったり、勉強や学校で疲れたことがあったりした時
猫の存在でポジティブになれます。
小学生の娘は「撫でてってうるさいんだよ」と笑顔で言いながら、撫でています。
win-winの関係ですよね、猫は撫でてもらえる、子どもは癒されるなんて。
相手の嫌がることが何かを考えられるようになる
人間同士でももちろんありますが、
生きていくために必要な力の一つではないでしょうか。
相手が嫌がることが何かを考えてやらないと言うこと。
これは猫であっても同じです。
猫にとってうるさいことや追いかけられること、
必要以上に構われることは嫌がります。
それを少しずつ猫と関わるうちに学んでいきます。
それが人との関わりの中でも学んでいけるのではないかと思います。
掃除を自発的にしてくれる
これはどう言うことだろうと思ったと思います。
猫は毛がとにかく抜けます、換毛期になると驚くほど抜けます。
あっという間に抜けた毛で毛玉ボールが作れます。
家中が毛だらけになります。猫を撫でれば、洋服が毛まみれ。
朝掃除をしても昼間には「さっき掃除したよね?」と言いたくなるほど
毛が落ちています。
カーペットを敷いていたら、尋常ではないほどです。
大人がいつも暇さえあればコロコロしているからか
子どももいつの間にかコロコロしていてくれたり、
ロボット掃除機のスイッチを入れてくれたりしています。
おもちゃが散らかっていてもあまり気にしませんが、
毛が落ちていると気になるようです。
面白いですよね。
子どもと猫が一緒に暮らすことのメリット・デメリットまとめ
いかがでしたでしょうか?
子どもと猫が一緒に暮らすことは大変なことは
本当に多いです。
子育てでも目が離せないですが、猫を飼うとますます目が離せません。
でも子どもが大きくなると、
猫を飼ってよかったなと思うことが増えました。
何より、子どもと猫の絡みは最高に可愛いです。
私自身、ズボラなので掃除も適当なタイプでしたが、
猫を飼い始めてそうは言っていられないために
かなり掃除をこまめにきちんとやるようになりました。
生活力も上がるものだと思っています。
もちろん猫と子どもが暮らすにはメリットだけではなくデメリットも存在しますので、よく考えてくださいね。
最後までご覧頂きありがとうございました。